LAPTURE

Someone says

「畳の縁は踏んではいけない」

      2014/06/02

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理由その1:傷まないように

縁はもともと畳の中では一番弱い部分。昔の縁生地は主に麻布や絹で染色も植物染めがほとんど
で、色が飛びやすく実用的な丈夫さでも無かったものですから、丁寧に扱われていたようです。
縁つまり畳の端を踏むことにより、歪が大きくなり結果として痛みも早くなる

理由その2:精神的な結界や、ご先祖様・他の生き物を表すものだから

敷居には世間と家、部屋と廊下などを隔てる結界(境界のこと)の役目があり、畳の縁にはお客
様と主人を区別する結界の意味があります。こうした結界を踏むことは空間様式を崩すことにな
るため、踏んではいけないのです。
畳の縁は「結界」であり聖地と俗地を隔てる境界線とされ、身分の高い人の座る場所と一般の人
が座る場所を区別する境目にあたる畳の縁を踏むことによって秩序を崩さないというところから
きているとも
家紋の入った畳縁を踏む事は、御先祖や親の顔を踏むのと同じ事であるから、縁を踏まないよう
にするのが武家のたしなみ、商家の代継ぎをする者の大切な心得であった訳です。
動植物の柄は生き物を踏みつけることにも通じます。

理由その3:転ばないため
ふちの部分は少し盛り上がっていますから、足元の弱い年配者の場合、つまずいて転んでしまう
こともあります。
昔の御殿の畳の縁は分厚いものが多く用いられており、つまづいて転んだり、膳をひっくり返し
たりでもしたらそれこそ大変でした。

理由その4:命を狙われないため
武家の心得として床下から来た刺客に畳のスキマから刀を刺して倒す、ということがあったため
に畳のヘリを踏むと「殺されるかもしれない」→縁起が悪い→踏むな、になった
敵に狙われて縁の下に忍び込まれたときには、畳の合わせ目の縁がついた所を狙って刃物を突く
ようにしていたようです。

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